がま磯 我夢者3を徹底比較|我夢者2・アルティメイトとの違いと3号の選び方【2026】

2026年秋発売予定の「がま磯 我夢者3」を、我夢者2・我夢者アルティメイトと比較。3号の自重、モーメント、曲がりの方向性、対象魚、号数の選び方を実釣経験から分析します。

がまかつから、2026年秋の新製品として「がま磯 我夢者3」が発表されました。発売は10月中旬予定。3号から6号までの4モデルです。

先に結論を言うと、我夢者3の進化は単純な「さらに硬く、さらに強く」ではありません。前作で特徴的だったバットの硬さを見直し、強い竿を胴まで曲げ込みやすく、釣り人がパワーを引き出しやすい方向へ進化したと読み取れます。

注目しているのは3号・5.3m。伊豆でシブダイ、タマン、大型真鯛、シマアジを狙うなら十分な強さがあり、魚とのやり取り、軽さ、パワーのバランスを最も楽しめそうな番手です。

我夢者3で変わった一番大きな部分

メーカーは我夢者3について、従来は特徴的だったバットの硬さを見直し、細身肉厚・胴調子設計によって、磯際の攻防でタメを効かせやすくしたと説明しています。

以前、我夢者Ⅱの6号を使ったときに最も印象に残ったのはバットの硬さでした。大きな負荷を掛けても、なかなか胴まで曲がり込まない。絶対的な強さは感じる一方、その力を引き出すには相応の魚と釣り人側の力が必要な竿でした。

そのため、今回の「バットの硬さを見直した」という変更は小さくありません。竿の限界値だけを上げるのではなく、魚の引きを胴へ乗せ、釣り人がタメを効かせられる領域を広げた可能性があります。

アルティメイト3号で感じている理想的な曲がり

現在使っている我夢者アルティメイト3号は、負荷が掛かると胴まで滑らかに曲がり、竿全体で魚の引きを受け止めます。曲がった状態でも反発力が残るため、強引に止めるのではなく、圧力を掛け続けて魚を疲れさせ、浮かせやすい竿です。

特にシマアジの急な走りを滑らかに受け止めたとき、この性格を強く感じました。一匹だけの特殊な経験ではなく、複数の魚とのやり取りで共通して感じている特徴です。

我夢者3がアルティメイトと同じ曲がり方になるとは断定できません。ただ、メーカーが説明する「胴に乗せやすい」「パワーをかけてタメやすいのに暴れない」という方向は、アルティメイトで感じている良さに近いものです。

3号を三世代で比較

モデル我夢者Ⅱ我夢者3アルティメイト
全長5.3m5.3m5.3m
標準自重303g318g378g
モーメント35.936.939.9
仕舞寸法118.0cm117.5cm117.5cm
錘負荷2~8号2~8号2~8号
適正ハリス2.5~12号2.5~12号2.5~12号
希望本体価格80,000円100,500円144,000円
メーカー公表値。価格は税別

新しい我夢者3の3号は、我夢者Ⅱより15g重く、アルティメイトより60g軽い設計です。モーメントもアルティメイトより3.0小さく、手持ちや仕掛け操作、長時間釣行の疲労では明確に有利になると予想できます。

一方、アルティメイト3号は見た目が細身なので、持つと想像以上の重さを感じます。それは細身肉厚の中身が詰まった感覚でもあります。我夢者3が60g軽くなったことで、アルティメイト特有の肉厚感や粘りとどの程度の差が出るのかは、実物で確認したいポイントです。

我夢者3の3号を使ってみたい理由

  • 伊豆で狙うシブダイ、タマン、大型真鯛、シマアジには十分な強さがある
  • 強すぎる竿で魚をねじ伏せるだけでなく、竿を曲げてやり取りを楽しめる
  • 318gで軽さとパワーのバランスが良い
  • アルティメイト3号との曲がり、粘り、操作性の差を確かめたい

3号はシリーズ中で最も先調子とされ、60cm級の尾長、80cmを超える真鯛、メジロクラスの青物を想定したモデルです。大物竿でありながら、仕掛け操作を犠牲にしにくい中心番手だと考えています。

伊豆の大物狙いでは、魚を掛けるまでの時間も長くなります。竿の絶対強度だけでなく、仕掛けを操作し続けられる軽快さと、魚を掛けた後にきちんと曲がること。その両方を考えると、私ならまず3号を使ってみたいです。

3号・4号・5号・6号の選び方

号数向く狙い方メーカー想定
3号・5.3m操作性と魚とのやり取りを重視60cm級尾長、80cm超真鯛、メジロ級
4号・5.0m磯際や大型魚への余裕を増やす70cm級尾長、10kg級までの青物
5号・5.0m大型青物を強い粘りで受ける10kg超の大型青物
6号・5.0m穂先まで強さを持たせてねじ伏せるレコードクラス

伊豆でシブダイ、タマン、大型真鯛、シマアジを幅広く狙うなら、まず3号が基準です。足元から急深で根へ一直線に走る大型魚を強く止めたい場合や、10kg級までの青物も共用するなら4号が候補になります。

5号と6号は「余裕があるから安心」という選び方だけでは、竿を十分に曲げられず持て余す可能性があります。想定魚とハリス、釣り場で本当に必要な強さから選ぶ方が、我夢者3の進化を活かせると思います。

我夢者3とアルティメイトはどちらを選ぶか

我夢者3が向く人軽快な仕掛け操作、長時間の手持ち、十分な大物対応力をバランスよく求める人
アルティメイトが向く人重量を許容しても、細身肉厚の深い曲がりと粘りを最優先したい人

我夢者3はアルティメイトの廉価版とは考えていません。318gと378gでは設計上の立ち位置が違います。軽快さを含めて一日使いやすい我夢者3と、肉厚ブランクの粘りを突き詰めたアルティメイト。どちらが上かではなく、釣り人が竿に何を求めるかで選ぶシリーズです。

現時点での評価

我夢者3は、我夢者Ⅱの強さを残しながら、硬いバットを釣り人が扱いやすい方向へ整えたモデルと予想します。特に3号は、伊豆の大物に十分な強さを持ち、仕掛け操作の軽快さと魚とのやり取りを両立できそうです。

ただし、これはメーカー公表値と、我夢者Ⅱ・アルティメイトを使った経験を重ねた発売前の分析です。実際の曲がり、肉厚感、反発の残り方、アルティメイトとの差は、実物を手に取るまで断定しません。

がまかつ公式「がま磯 我夢者3」製品情報を見る ↗

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