地磯の竿掛け・竿受けの選び方|重装備・中装備・軽装備を使い分ける

地磯の竿掛けを、無垢ピトンの重装備、自作V型竿受けの中装備、バッカン用ロッドホルダーの軽装備で比較。移動の負担と手返しから、私の使い分けを紹介します。

地磯へ行くとき、竿掛けをどこまで持ち込むかは悩みどころです。

釣り座で道具が揃えば手返しはよくなりますが、ピトンやハンマーを持って歩く負担は増えます。反対に、荷物を減らせば移動は楽になるものの、竿を預けたいときの置き場に困ることもあります。

私は、釣り場までの距離やその日の釣り方に合わせて、重装備・中装備・軽装備を使い分けています。どれか一つに揃えるのではなく、その日の一日に合う形を選ぶための3スタイルです。

重装備|必要な道具をピトンに背負わせる「固定砲台」

基本は、無垢材のピトン、ハーケン、ハンマー。ここへ竿受けや道具を取り付け、竿、コマセバッカン、ハサミ、魚バサミ、ハリスなどを手元へ集めます。

私にとっては、必要なものをピトンに背負わせる感覚です。

釣り座が決まれば、仕掛けを回収して、エサを付け、必要ならハリスを交換して、次の一投へ。そのたびに道具を探したり、離れた荷物へ手を伸ばしたりする回数を減らせます。

いわば固定砲台。動かず腰を据えて釣りたい日には、この配置の使いやすさがあります。

一方で、持ち込む重量が増え、途中で場所を移すときも大変です。荷物を運ぶ道中と、釣り座での手返し。そのどちらを優先するかで選びます。

中装備|自作V型竿受けで、竿を預ける場所を作る

私の中装備は、中空ピトンと自作のV型竿受け、それにハンマーとハーケンです。V型竿受けは、3Dプリンタで作った部品、アルミ丸棒、シリコンチューブを組み合わせています。

目的は、竿を地面へ直接置かず、休憩や手返しのときに立て掛けられる場所を作ることです。

竿を抱えたまま、前方をV型竿受けで支える使い方もしています。竿の重さを一部受けてもらえるので、持ち重りを軽減しつつ、アタリが出たらすぐにフッキングする体勢へ移れます。

全ての道具を集約する重装備ほどではなくても、「少し預けられる場所」があるだけで、釣りの最中の負担は変わります。

軽装備|バッカンに取り付けるロッドホルダー

最も身軽にしたいときは、ダイワのバッカンに取り付けるロッドホルダーを使います。今回紹介するのはロッドクリップ-Bです。

ピトンを使う構成より荷物を抑えられ、機動力を重視したい日に使いやすい形です。風が弱いときには、竿の一時的な置き場として使っています。

ただし、風が強い日は竿があおられ、落下する危険があります。バッカンに取り付いているからといって、竿が確実に固定されるわけではありません。

食事やトイレなどで目を離すときも、このホルダーだけに竿を預けたままにはしません。一時置きの便利さと、離れても安心な固定は分けて考えています。

3スタイルをどう使い分けるか

スタイル優先すること気になる点
重装備道具を手元に揃え、手返しよく釣る運搬と釣り座の移動が大変
中装備直置きを避け、手持ちの負担も減らすハンマーなどの運搬は必要。固定状態も確認
軽装備荷物を減らし、移動しやすくする風と転倒・落下、目を離す場面に弱い

20分以上歩く地磯なら、運搬の疲れも無視できません。それでも、その日は腰を据えて釣りたいと思えば、気合いを入れて重装備を持ち込むこともあります。

軽装備がいつでも正解というわけでも、重装備がいつでも快適というわけでもありません。道中と釣り座の両方を考えて、自分に必要なものを選んでいます。

竿の長さも、竿掛けと一緒に考える

磯ではラインメンディングをしたり、ハエ根を避けたりと、竿を持つ時間が多くなります。私がカゴ釣りで4-53を好む理由にも、この使い方があります。

一方、堤防でキャスト後に道糸のコースを調整し、竿掛けに置いて流せるなら、持ち続ける負担の考え方も変わります。

竿掛けをどう使うかまで含めて考えると、竿の長さを選ぶ理由もはっきりします。

カゴスペの号数・長さ選びを読む

竿を選び、釣り座を整える。その両方が自分に合えば、一日をもっと気持ちよく楽しめると思います。